乾燥対策│夏に注意したいのはインナードライ肌~原因と改善方法について│太田市・高崎市の美容皮膚科シンシアガーデンクリニック
【更新日:2024/09/19】夏はたくさん汗をかき、皮脂も多く分泌されるため、肌が潤っていると勘違いする方も多いのではないでしょうか。しかし、夏でも肌が乾燥する要因はたくさんあり、気付かないうちに肌トラブルが起きることがあります。 特に、夏に乾燥ジワやニキビなどの肌トラブルが発生する方は、「インナードライ肌」という隠れ乾燥肌である可能性があります。
この記事では、夏に注意したいインナードライ肌について、原因や改善方法と併せてお伝えします。
インナードライ肌とは?
インナードライとは、肌表面は皮脂でベタつきやテカリがあるものの、肌内部は水分不足で乾燥している状態のことです。
肌の表面部分には「バリア層」があり、健康な肌であれば皮膚の水分を外に逃がさないようになっています。ところが、エアコンによる乾燥をはじめとするさまざまな要因でバリア層が破壊されてしまうと、皮膚内の水分は蒸発しやすくなります。そこにターンオーバーの乱れなどが重なると、潤いを逃がしやすい細胞しか作られなくなり、肌内部はカラカラの状態に。
そのような肌を守るために肌の防御機能が働き、水分の蒸発を防ごうと皮脂が過剰に分泌された結果、肌表面は潤っているのに内側は水分不足というインナードライ状態に陥ってしまうのです。
インナードライ肌は、乾燥とオイリーの両方の特徴を併せ持つことから「混合肌」とも呼ばれています。ただ、肌質の見分けがつきにくいことから、間違ったケアをしてしまうこともあるようです。
インナードライ肌になる原因
インナードライ肌になってしまう原因には、次のようなさまざまな要素が関係しています。
紫外線によるダメージ
紫外線は肌を乾燥させる原因の一つです。角質層には肌の乾燥を防ぐ役割をする「バリア機能」がありますが、紫外線を過度に浴びるとダメージによってバリア機能が低下し、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。なお、紫外線は車や部屋の窓からも入ってくるため、室内でも注意が必要です。
エアコンなどによる肌の乾燥
エアコンによる空気の乾燥も、インナードライ肌になる要因です。空調が利いた室内で長時間過ごすと、角質層の水分は減少していきます。 一年のなかでも、夏は特に紫外線とエアコンによるダブルダメージで肌内部の乾燥が進行しやすく、インナードライ肌を引き起こすリスクが高くなります。
肌の水分不足
肌の水分量が不足すると、乾燥小ジワや、シミ、くすみといったトラブルが起きやすく、肌のキメも粗くなります。また、肌が乾燥した状態を放置すると、紫外線やエアコンによる乾燥などの外部刺激を受けやすくなり、炎症や赤み、かゆみなどの肌トラブルにつながるケースもあるようです。 さらに、あぶらとり紙の使いすぎも、必要な皮脂を取り除いてしまう可能性があります。余分な皮脂やテカリが気になる場合は、あぶらとり紙ではなくティッシュで押さえることをおすすめします。
ホルモンバランスの乱れ
健康な肌を保つためには、生活習慣を整えることが大切です。睡眠不足や偏食などで生活習慣が乱れるとホルモンバランスが崩れ、肌のターンオーバーが正常に行なわれなくなるおそれがあります。ターンオーバーの乱れはバリア機能の低下にもつながり、肌荒れや乾燥を招きます。そのほか、ストレスや過度のダイエットも皮脂の分泌量を増加させる要因になるため注意しましょう。
間違ったスキンケア
間違ったスキンケアによってインナードライ肌になることがあります。インナードライ肌は皮脂が多くベタついているため、乳液やクリームは使わず、化粧水のみのお手入れで済ます方もいるかもしれません。しかし、化粧水だけだと保湿成分が蒸発して、肌の乾燥が進行する原因になります。 また、皮脂を落とすために洗浄力の強い洗顔料を使用したり、洗顔しすぎたりすると、肌の潤いを保つために必要な皮脂まで落ちてしまうため、インナードライ肌になるリスクが高まります。
インナードライ肌の見分け方
インナードライとは、肌の水分と油分のバランスが乱れた状態です。特徴として、顔にベタつく部分と乾燥する部分があり、時間の経過とともに肌状態が変化するというものがあります。 例えば、洗顔してから時間が経つと突っ張り感やカサつきを感じたり、疲れてくるとくすみが目立ったりするなどです。
そのほかに、次のような特徴もあります。 ・肌のキメが粗く、毛穴が目立つ ・目のまわりや口のまわりなどに細かいシワがある ・肌が硬くゴワゴワしている ・ニキビや吹き出物ができやすい ・肌がカサついていて肌荒れしやすい
インナードライの改善方法
インナードライ肌になるのを防ぐには、潤いを守れる肌に整えていく必要があります。そのためには、スキンケアだけでなく生活習慣も見直すなどして、体の外側と内側の両方から適切なケアを継続的に行なっていくことが大切です。 そこで、インナードライ肌を改善するために役立つ方法を、いくつか紹介します。
1.洗顔と保湿
インナードライ肌を改善するための重要なポイントは、「洗顔と保湿」です。肌に必要な皮脂まで落としてしまうとインナードライが悪化するため、肌に優しい洗顔料をしっかりと泡立て、泡でなでるようにして洗いましょう。
洗顔後は、化粧水・乳液・クリームなどで肌の乾燥を防ぐことが大切です。肌のベタつきが気になる方は、こっくりタイプからさっぱりタイプの保湿アイテムに切り替え、保湿成分を含んだ美容液をプラスすることをおすすめします。 エアコンが利いた室内では、こまめに保湿を行なってください。
2.紫外線対策をする
肌のバリア機能を低下させないために、紫外線対策はとても大切です。肌に直接紫外線が当たるのを防ぐために、外出時は帽子や日傘、長袖の服やサングラスなどを使用しましょう。日焼け止めクリームをこまめに塗り直すことも、忘れないようにしてください。
3.生活習慣を整える
食事や睡眠、運動といった生活習慣を見直すことで、インナードライ肌の改善が期待できます。v 脂質の多い食べ物(特にジャンクフードやスナック菓子など)は極力避け、ビタミン類やたんぱく質を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。それらの栄養素には、肌荒れを予防し、皮脂の分泌量を抑制する働きがあるといわれています。 また、睡眠時間は一日に6~7時間確保することが理想的です。寝る直前にスマートフォンやテレビなどの明るい画面を見ると、睡眠の質を低下させてしまうため注意しましょう。
インナードライ肌を改善できるおすすめの治療法
ご自身でケアを継続してもなかなか改善しない場合は、病院や専門のクリニックに相談してみましょう。肌質や肌の悩みに合わせた治療を行なうことで、根本的な解決が期待できます。
クリニックでは、夏のインナードライ肌をはじめ、肌の老化などのお悩みにも対応した「ボライトXC」「水光注射」という治療法があります。
ボライトXC
1回の施術で約4~9ヶ月間の圧倒的保水力が保たれる、新しいタイプのヒアルロン酸です。 厚生労働省が認めた肌質改善のヒアルロン酸となります。 特筆すべきは「保水性の向上」、「肌のハリ弾力性」「小じわ改善」となり、若々しく美しい肌作りに特化しています。 ボライトXCは高分子と低分子のヒアルロン酸を連結させているため、少ないメンテナンスの注入回数で、美しい肌を持続させるというのも特徴的です。
・ボライトXCの効果
●圧倒的な保水力
●小じわ
●ハリ・弾力向上
●肌質改善
・水光注射
水光注射は、皮膚表面に保湿力の高いヒアルロン酸を少しずつ注入していく治療法です。一般的なヒアルロン酸治療は局部的に注入してボリュームを出し、シワやたるみの改善を行なうものですが、水光注射はヒアルロン酸を皮膚の広域の浅い部分に少しずつ注入することで、皮膚の再構築と細胞の再生を促進し、ご自身のコラーゲンを活性化させ、ハリと潤いのある肌へ導く施術です。
施術の直後から効果を実感していただけます。 効果持続期間は1回で3週間前後ですが、回数を重ねれば重ねるほど持続期間が長くなり、土台から肌質が改善されます。
・水光注射の効果
●肌全体がトーンアップし、くすみを改善
●小ジワやたるみが改善
●肌全体にハリが出て若々しい印象に
●肌ツヤが蘇り、ツルツルもちもちの肌に
さらに「SRSマスク」のご用意もありますので、ご自宅でのホームケアとしてお使いいただければ、効果はさらにアップします
・SRSマスクはこんな方におすすめ
●肌全体にくすみを感じる方
●小ジワでお悩みの方
●肌が乾燥してキメが乱れている方
●全体的に肌老化を感じている方
※SRSマスクは、年齢に応じたケアや美肌に欠かせない成長因子を高濃度に配合したマスクパックです。成長因子を補うことで、肌にハリを与えます。 ぜひ一度、当院へご相談ください。
まとめ
インナードライは、バリア機能が低下して肌内部が乾燥することによって起こります。インナードライは乾燥肌とオイリー肌が混在している状態で、間違ったケアを行なうとかえって悪化しかねません。
今回紹介したケア方法でもなかなか改善しない場合は、クリニックや専門家へ早めに相談して、適切な治療法を行なうことをおすすめします。
この記事はシンシアガーデンクリニックが監修しました。 ※内容は掲載時の情報となります。何卒ご了承下さい。