たるみ
スネコスとヒアルロン酸の違いとは？効果とデメリットについて解説【スネコス注射なら前橋市・渋川市から通えるシンシア】
日々進化するスキンケアや美容医療の業界では、常に新しい成分や技術が進展しています。例えば近年、注目を集めているのがイタリア生まれの製剤である「スネコス」です。
スネコスの主成分の一つがヒアルロン酸であることから、ヒアルロン酸と比較されることが少なくありません。実際、これらの成分にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、スネコスの概要やヒアルロン酸の違いについて解説します。併せて、スネコスの効果とデメリットも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
スネコスとは？
スネコスとは、6種類のアミノ酸と加工前のヒアルロン酸を組み合わせて作られたイタリアの製剤です。
6種類のアミノ酸には、おもに次のような効果があります。
1.グリシン：コラーゲンの生成を促し、肌にハリを与える 2.L-プロリン：コラーゲンの生成を促し、肌にハリを与える 3.L-リジン：コラーゲンの生成を促し、肌にハリを与える 4.L-アラニン：エラスチンの生成を促し、肌に弾力を与える 5.L-バリン：エラスチンの生成を促し、肌に弾力を与える 6.L-ロイシン：タンパク質の合成に関与している
スネコスを注射によって体内に取り込むことで、年齢によるたるみやシワなどを改善する効果があります。
スネコスとヒアルロン酸の違いについて
スネコスとヒアルロン酸注射などの施術に使われるヒアルロン酸では、ヒアルロン酸の種類が異なります。
ヒアルロン酸注射では、吸収されにくいように加工したヒアルロン酸が使用されています。すぐに体内に吸収されると効果が十分に得られないため、あえて吸収されにくい加工をしているのです。
一方のスネコス注射では、加工していない状態のヒアルロン酸（非架橋ヒアルロン酸）を使用しています。サラサラした状態のため、肌が自然な仕上がりになるのが特徴です。
万が一、血管内に非架橋ヒアルロン酸が入り込んだとしても、サラサラしていることから、血管が詰まるリスクは低いとされています。
スネコス注射の効果
スネコス注射は、おもに「スネコス200」と「スネコス1200」の2種類に分けられます。スネコス200は分子量が小さく、皮膚の表面や浅い部分で起こるシワやクマの改善に効果的です。
一方でスネコス1200は分子量が大きく、皮膚の奥で発生している、ほうれい線などの深いシワの改善に役立ちます。なお、深く刻まれたシワの改善には、スネコス1200とともにスネコス200を併用することが少なくありません。
また、スネコス注射はたるみの改善にも使われます。たるみのおもな原因は、コラーゲンやエラスチンの減少です。そのため、コラーゲンやエラスチンの生成に関与する「繊維芽細胞」に影響をおよぼす「細胞マトリックス」の再生を促進するスネコス注射で改善できます。さらに、改善が難しいとされる黒クマや青クマにも効果的です。
ただし、1回の施術ですぐに改善できるわけではありません。例えば、目元の場合は2週間に1回のペースで3回前後、顔全体では7～10日ごとに4回前後と、繰り返し受けることで改善できます。効果は通常約9ヵ月続くとされており、それ以降は月1回行なうと効果が続くでしょう。
スネコス注射のデメリットやダウンタイム
ここまで、スネコス注射のメリットや効果について解説してきましたが、デメリットもあるため事前にチェックしておきましょう。併せて、ダウンタイムについても知っておくと安心です。
デメリット
スネコス注射のデメリットには、注入のために針を刺す際や注入時に痛みを感じることが挙げられます。クリニックによっては、痛いのが苦手な方に麻酔を用意しているため、事前に相談することをおすすめします。
また、アレルギーなどが起こることもあるため、次に該当する方は施術を受けられない場合があります。
・重度の多発性アレルギーの方 ・アナフィラキシーショックの経験がある方 ・妊娠中もしくは授乳中の方 ・出血量が増加する薬を服用中の方 ・シリコンを挿入した部位にスネコス注射を受けたい方 ・皮膚疾患や感染症にかかっている方
絶対に受けられないわけではありませんが、不安な人は事前に問い合わせましょう。
ダウンタイム
施術後には、赤み・腫れ・痛みを感じることがありますが、施術をしたその日か2～3日中には改善することが少なくありません。内出血が生じた場合には少し時間がかかり、1～2週間程度で治まります。
このような赤み・腫れ・内出血は、針を刺したことによる反応で生じるものです。施術を受けた翌日からメイクができるため、気になる部分はコンシーラーで隠すことも可能です。
まとめ
スネコス注射は、イタリアで開発された施術として注目されています。シワや目の下のクマといった肌の悩みの改善に効果的です。
スネコス注射はアミノ酸と加工する前のヒアルロン酸で構成されていますが、このヒアルロン酸はヒアルロン酸注射などで使われるものとは種類が異なります。
施術後には赤み・腫れ・痛みが生じることがあり、数日から長くて2週間程度のダウンタイムがあります。このほかにも注意点があるため、施術を受ける前のカウンセリングで十分に確認しましょう。
この記事はシンシアガーデンクリニックが監修しました。
