連載企画「食習慣の処方箋」第二弾：秋の味覚たっぷりシンシア御膳

　

「秋の味覚たっぷりシンシア御膳」のレシピをご紹介

 秋らしい気候から冬の気配を感じるようになってきましたね。美容クリニックの管理栄養士が「食習慣の処方箋」として、秋の味覚をふんだんに取り入れたレシピを考えました！

「ほくほく栗ご飯」レシピ解説

材料（3人前）

・精白米　380ｇ

・もち米　70ｇ（精白米と合わせて3合）

・水　540㏄

・剥き栗　100ｇ

・★清酒　48㏄

・★みりん　48㏄

・★塩10g

・だし昆布　1枚

・ごま塩　適量【お好みでトッピング】

 

作り方

①もち米はよく浸水させておく。炊く用の栗は少し砕き、飾る用の栗は1/2カットにしておく

②お米をよく浸水させたら、炊飯器にお米・もち米・水・栗・★の調味料を入れて炊く。

③炊けたら、盛り付け後に飾り用の栗を飾り、ごま塩を降る。

ー完成ー

　

「鮭のちゃんちゃん焼き」レシピ解説

材料（3人前）

・鮭の切り身　3切れ

・キャベツ　150g

・人参　45g

・スイートコーン　24g

・玉ねぎ　60g

・有塩バター　15ｇ

・味噌　27ｇ

・★清酒　21㏄

・★みりん　21㏄

・★豆板醤　6ｇ

・★おろしにんにく　3ｇ

 

作り方

①鮭は塩、こしょうを振り、薄力粉をまぶす

②玉ねぎは半分に切り、5㎜幅に切る。キャベツは一口大に切る。にんじんは短冊に切る。

③ボウルに★の調味料を入れて混ぜる

④フライパンにバターを入れて熱し、鮭を入れて両面に焼き色がつくまで中温で焼いて取り出す。キッチンペーパーで汚れをふき取り、玉ねぎ、キャベツ、ニンジン、コーンを並べ、ふたをして玉ねぎが透き通るまで中温で蒸し焼きにする。

⑤鮭を戻し入れ、★を回しかけてねぎを散らす

ー完成ー

　

「きのこの卵汁」レシピ解説

材料（3人前）

・なめこ　30ｇ

・長ネギ　45ｇ

・えのきたけ　30ｇ

・全卵　1個

・★清酒　15㏄

・★濃口醤油　12㏄

・削り節　3ｇ

・水　540㏄

・片栗粉　適量

 

作り方

①長ネギは斜めスライス。えのきたけは石づきをカットし、2㎝幅にカットする。卵は溶いておく。

②沸騰した水に削り節を入れ、1分間加熱する。

③3分後、削り節が沈んだら取り出す。

④なめこ、長ネギ、えのきたけを鍋に入れ、火が通ったら★の調味料を入れる。

⑤水溶き片栗粉を流しいれ、とろみをつける。

⑥溶き卵を流しいれる。

⑦ごま油を入れる。

ー完成ー

　

「焼きまいたけのねぎポン酢がけ」レシピ解説

材料（3人前）

・まいたけ　150ｇ

・ごま油　3㏄

・小ネギ　9ｇ

・★ポン酢　24㏄

・★根生姜　1ｇ

・★いりごま　3ｇ

 

作り方

①根生姜はすりおろす。ねぎは小口切り。まいたけは食べやすい大きさにほぐす。

②ボウルにねぎ、★を入れて混ぜる。

③フライパンにごま油を入れて中火で熱し、まいたけを並べる。フライ返しで時々抑えながら、焼き色がつくまで2～3分約。裏返し、まいたけに火が通るまで2～3分焼く。

④器にまいたけを盛り、②のタレをかける。

ー完成ー

　

管理栄養士による栄養解説

栄養量（1人前）

★エネルギー 635.6kcal

★炭水化物 97.8g

★たんぱく質28.2ｇ

★脂質 12.2g

★塩分 3.8g

★野菜類 263g

 

栗の主な栄養素

・ビタミンB1…糖質やアミノ酸の代謝をサポート
・タンニン…渋み成分だが、抗酸化作用あり
・ビタミンC
・食物繊維
・カリウム…むくみが解消、高血圧予防
　　
タンニンは直接肌につけると毛穴を引き締める収れん作用があり、お化粧品にも配合されている成分です。

栗の適量は一日当たり10〜15粒（お子様は5粒）が目安です。おいしい秋の味覚ですが食べすぎに気を付けましょう。

きのこの美容効果

・美肌、美髪効果…ビタミンB群がお肌のターンオーバーを正常に保ちます。
・抗酸化物質が肌の老化を防止します。
・低カロリーの為、ダイエットサポート効果大。

食物繊維が豊富で便秘改善にもよく、まいたけに含まれるビタミンDは免疫力アップにも効果的です。
身体の中から健康と美しさを保つのにおすすめの食材です。

鮭の美容成分

・アスタキサンチン…強力な抗酸化力があり、お肌の老化を引き起こす活性酸素を無害化します。紫外線ダメージを軽減。
・コラーゲン…シワ・たるみ予防
・DHA.EPA…抗炎症作用

最近では鮭に含まれる成分を注射で注入する美容施術もあります。
サーモン注射…サーモンの卵から抽出したDNAフラグメントを使用し、皮膚の細胞を活性化、細胞の再生を促進。
肌育注射…サケの精子から抽出した成分。細胞の修復と再生を促進。

口から摂取する場合は根本的なインナーケアにつながります！ 

美と健康を支える「食習慣の処方箋」について

― 美容クリニックの管理栄養士が提案する、からだと心に効く食習慣

この連載では、美容クリニックに在籍する管理栄養士が、日常の食卓に取り入れやすい“美と健康レシピ”をご紹介しています。実際にこのレシピは、当クリニックのスタッフにも月に一度のまかないとして提供しており、無理なく続けられる実践的なものばかりです。ストイックに我慢を重ねるより、楽しみながら食べることが美容や健康には非常に重要であると考えます。

では、なぜ「食習慣」に焦点を当てるのか――。

それは当院が掲げる「ホリスティックビューティ理論」に基づいています。真の美しさとは、肌や外見の整え方だけでなく、内面・外面・精神面のすべてが調和して初めて育まれるもの。いくら高価な化粧品の使用や施術を受けても、土台となるからだと心が乱れていては、その美しさは一時的なものにとどまってしまいます。

「医食同源」という考え方が示すように、食生活を整えることは健康的な身体を保つうえで欠かせない基盤です。食事はただ栄養を摂る行為ではなく、心の安定や肌の土台を耕すための大切な営み。つまり、毎日の食卓こそがホリスティックな美を育てる“畑”であり、その積み重ねが外見の輝きへと結びついていきます。

この連載を通じて、皆さまが自分自身の「ホリスティックビューティガーデン」を育てるための一助となれば幸いです。

　

食事習慣にプラスできる美容医療のサポート

食習慣を整えることは、美と健康の大切な基盤です。

ただ、現実問題、食事や運動だけでは落としにくい脂肪も存在します。

そのような場合に医学的に確実な方法として選ばれているのが脂肪吸引です。

一度の施術でしっかりとボリュームを減らし、理想のボディラインに近づけます。

シンシアの脂肪吸引は歴30年のベテラン医師が執刀。確実な手技で脂肪を吸引し、痛みとダウンタイムを最小限に抑えた施術を行います。