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肌を老化させる「糖化」とは?原因と改善方法をわかりやすく解説【高崎市・太田市の美容皮膚科】

肌を老化させる「糖化」とは?原因と改善方法をわかりやすく解説【高崎市・太田市の美容皮膚科】
【更新日:2024/01/31】

体が「糖化」する現象をご存知でしょうか。最近になって情報番組などで糖化が取りあげられるようになりました。糖化は人体に起こる現象で、老化を促進する要因の1つとして注目されています。

そこで今回は、「糖化」の仕組みや原因、糖化によって体が受ける影響、糖化した体の改善方法を紹介します。エイジングケアに興味のある方や糖化について気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

「糖化」とは?

糖化とは、体の中でタンパク質や脂質が余分な糖と結びつくことです。糖化が起こると、終末糖化産物AGE(Advanced Glycation Endproducts)という毒性の強い物質が生成されます。AGEは肌や血管、内臓、骨などに蓄積し、炎症を引き起こしてさまざまな老化現象や病気の原因となります。

肌の老化の原因は7割が酸化、残りの3割が糖化といわれています。酸化は「体をサビさせる現象」、糖化は「体をコゲさせる現象」と表現され、AGEこそがコゲの正体なのです。

健康で若々しい肌を目指すのであれば、酸化と併せて糖化にも注意が必要といえます。

老化促進物質であるAGEが体におよぼす影響

続いては、AGEが肌や体に具体的にどのような影響をおよぼすのか詳しく解説していきます。

シワやたるみ

肌の真皮にはコラーゲンやエラスチンといった線維組織があり、網目状に広がり肌の弾力を支えるバネの役割をしています。若々しい肌には欠かせない、大切な組織です。

AGEはこれらの線維同士をくっつけて、バネの役割を奪ってしまいます。線維はやがて固くなり、ちぎれるなどして肌の弾力が失われます。弾力のない肌はハリがなくシワができやすい状態で、たるんで老けた印象です。

肌の乾燥

AGEが引き起こす炎症反応や血管へのダメージで、肌細胞の保水力が低下、栄養も十分にいき渡らなくなります。保湿成分を産生する機能も低下するため、肌はどんどんうるおいを失ってしまうのです。

肌の乾燥は、ごわつきやシワだけでなく、肌のバリア機能を低下させシミやくすみなどの原因にもなります。さらに、放置するとさまざまな肌トラブルを引き起こすため、ただの乾燥と甘く考えるのは危険です。

シミやくすみ

シミやくすみの原因は、メラニンという色素です。本来肌を守るメラニンは、表皮の一番下にある基底層のメラノサイトでつくられ、ターンオーバーとともに徐々に押し上げられて最終的には不要な角質(垢)として排出されます。この排出がうまくいかない場合、肌に沈着してシミやくすみになるのです。

肌細胞が糖化しAGEが蓄積すると、肌のターンオーバーが乱れ、メラニンのスムーズな排出が阻害されてしまいます。また、AGEの刺激でメラニン色素が活発化するためシミの増加にもつながります。

さらに、AGEは黄褐色をしており、蓄積されることで肌全体がどんよりくすんでしまいます。透明感のない肌は、年齢よりも老けた印象と不健康なイメージを与える原因です。

肌荒れ

AGEは肌の新陳代謝を阻害し、ターンオーバーを乱す要因です。ターンーオーバーが正しく行なわれず停滞すると、古い角質が肌表面に蓄積し、肌の乾燥やごわつき、がさつき、くすみ、毛穴の詰まりといった肌荒れの原因になります。

逆に、ターンオーバーが早まると、必要な角質まで剥がれ落ちてしまい、肌が乾燥しやすくなり、乾燥ジワ、バリア機能の低下による痒みや赤み、弾力の低下などが起こり、敏感肌状態になってしまいます。

組織の炎症

糖化で生成されたAGEは、体内のいたるところに蓄積しRAGE(receptor for AGEs)というAGEs受容体と結合し、炎症性サイトカインという物質を生成します。炎症性サイトカインは体内でさまざまな炎症反応を促進する物質で、増えすぎると健康に大きな悪影響をおよぼします。

動脈硬化をはじめとした病気のリスクを高める

AGEは血管組織を劣化させて血管壁に炎症を起こすため、動脈硬化のリスクを高めてしまいます。動脈硬化が進めば、心筋梗塞や脳梗塞などを発症する可能性も高まるのです。

そのほかにも、AGEは腎機能低下等の関連も指摘されています。

糖化を改善するには?見直すべき7つのポイント

糖化を改善するには?見直すべき7つのポイント

体の「糖化」(AGEの生成)は、生活習慣を見直すことで抑制ができます。正しい生活習慣を継続すれば、糖化した肌も少しずつ改善できるでしょう。ここでは、糖化を改善するために見直したい7つのポイントを解説します。

1、食生活のバランスを整える

AGEは血中の糖とタンパク質が結びつき生成されます。そのため、糖分の多い食品を摂りすぎず、血糖値の急上昇を抑えれば糖化を防ぐことができます。ここでいう糖分は、甘い砂糖(ショ糖)や果糖だけでなく炭水化物も含みます。

とはいえ、糖分は生命活動に欠かせないエネルギー源であり、極端な制限はおすすめしません。甘いものや炭水化物は適量に抑え、バランス良く色々な食品の摂取を心がけることが大切です。朝食を抜く、ファストフードばかり食べる、早食いや大食いなど、血糖値の急上昇を招く悪習慣は断ち切るようにしましょう。

2、調理方法でAGEの含有量を減らす

AGEは食品にも含まれますが、調理法を変えるだけで含有量を減らすことも可能です。加熱温度が高い調理法ほどAGEの量は増えるので、「揚げる」よりは「焼く」、「焼く」よりは「ゆでる」といった調理法の工夫でAGEの含有量を減らしましょう。

例えば、ゆでたジャガイモのAGE含有量は17KU(キロユニット)ですが、フライドポテトのAGE含有量は1577KUであり、約90倍になります。同じ食材でも加熱の方法によってAGEの量をコントロールすることができるということを覚えておきましょう。

3、糖化を防ぐ栄養素を意識して摂取する

糖化を防ぐ食品を積極的に摂取することも効果的です。例えば野菜やフルーツに含まれるビタミンCは抗糖化に有効であること、鉄分にはAGEの生成を阻害する働きがあることがわかっています。

また、ポリフェノールやビタミンの豊富なほうれん草、ブロッコリー、セロリなどの野菜やきのこ類には、AGEの吸収を抑える作用があります。AGE含有量が多い食事をする際には、積極的に組み合わせて食べるとよいでしょう。

なお、血糖値の急激な上昇を抑える低GI値の食品を意識して食べれば、AGEの生成を防ぐことができ、糖化の改善にもつながるでしょう。食物繊維をたくさん含む根菜や海藻類は、代表的な低GI値食品です。

4、食後30分から1時間の有酸素運動

AGEは、食後30分から1時間で血糖値が上がって糖化が起こることで生成されます。その前に有酸素運動を行ない、糖をエネルギーとして消費できれば血糖値の上昇を抑えられ、結果として「糖化」のリスクを抑えることができるでしょう。

ただし、食後の激しい運動は消化不良の原因になるため、軽い運動で問題ありません。15分程度のウォーキングや、20回程のハーフスクワットで十分です。運動習慣のない方はいきなり運動をすると体を痛めてしまう可能性があります。ストレッチなどをしながらできる範囲で始めてください。

5、飲酒・喫煙を控える

食生活だけでなく、飲酒・喫煙習慣にも注意が必要です。アルコールを代謝する過程で生成されるアセトアルデヒドは、タンパク質と結合してアルコール由来のAGEをつくります。アルコールを好まれる方は飲酒量をほどほどに控えましょう。

また、喫煙習慣のある方はない方に比べて皮膚中のAGE沈着量が高いことが判明しています。さらに、喫煙は美肌の味方であるビタミンCを破壊し、健康だけでなく美容にも大きな影響をおよぼします。可能であれば禁煙するのが理想です。

6、ストレスをためない

私たちの体はストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。コルチゾールはストレスに立ち向かうために欠かせないホルモンですが、ストレスが過剰になると分泌量が増え、さまざまなトラブルを引き起こします。

コルチゾールはインスリンの過剰分泌を招き、血糖値の急上昇と急降下を繰り返すことで糖化を促進させます。糖化を防ぐには、普段からストレスを発散することが大切です。音楽を聴いたり、ゆっくりと入浴をしたりと自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

7、質の良い睡眠をとる

睡眠中にはメラトニンや成長ホルモンなどが分泌され、新陳代謝や免疫機能を活性化し、体の修復や不要な物質の排出を促したりします。つまり、睡眠不足が続くとAGEを排出できず、糖化による肌や体へのダメージが進んでしまうのです。

美容と健康のため、質の良い睡眠は欠かせません。湯船に浸かって体をリラックスさせたり、寝る前のカフェインを摂らないようにしたりとスムーズに入眠できるように心がけましょう。

「糖化」による肌老化のケアはシンシアガーデンクリニックで

糖化が進むと、シミやシワ、くすみ、たるみといった明らかな肌の老化が起こります。今回紹介した糖化改善のポイントを意識しつつ、しっかり肌をケアしましょう。

同時に、美容医療クリニックでの美肌治療を取り入れるのもおすすめです。シンシアガーデンクリニックでは、お客様の肌の状態に合わせた治療法を各種ご用意しています。糖化によるダメージを受けたお肌を根底から改善し、若々しい肌を取り戻しましょう。

まとめ

「糖化」は美容と健康の大敵です。糖化の予防と改善には、生活習慣の細かい見直しが必要であり、それは簡単なことではありません。美しく若々しい肌を取り戻すには、肌の状態に合わせた適切な治療も併せて行なうとよいでしょう。気になることや不安があれば、まずはお気軽にご相談ください。

お肌を綺麗にしたいけどどの施術が自分に良いのか分からない方や、ご自身の症状を知りたい方は無料カウンセリングにてお悩みをお伺いさせていただきます。お気軽にご相談下さい。

  • 太田院にお電話|0120-43-6223
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この記事はシンシアガーデンクリニックが監修しました。
※内容は掲載時の情報となります。何卒ご了承下さい。

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